「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げる株式会社ALE(東京都港区、代表取締役社長/CEO:岡島礼奈、以下ALE)は、香港を拠点に活動する李嘉誠氏傘下の投資会社Horizons Venturesをリード投資家に迎え、スパークス・グループ株式会社、新生企業投資株式会社、QBキャピタル合同会社、個人投資家を引受先とする第三者割当増資により、シリーズAラウンドにおいて総額約12億円の資金調達を完了いたしました。今回の資金調達を含めた累計資金調達額は、総額約28億円となります。
ALEは、世界初となる「人工流れ星」をはじめとした空をキャンバスに見立てて彩る宇宙エンターテインメント事業「Sky Canvas」、高層大気・大気圏再突入データ解析、小型人工衛星技術の研究開発を行う民間宇宙スタートアップ企業です。
今回の資金調達により、開発を進めてきた人工流れ星の実証および事業化を、2020年内を目指して推し進めます。同時に、人工流れ星の事業化に向けた新型衛星の開発、人工流れ星に次ぐ「Sky Canvas」の新たなコンテンツの技術開発、人工流れ星の観測により得られるデータを用いたデータサービス事業のプロジェクト始動、スペースデブリ対策に有効な導電性テザー(Electro-Dynamic Tether、以下、EDT)の開発等を進めて参ります。
また、今回出資いただいた投資家の皆様には、「Sky Canvas」事業の顧客獲得やデータサービス事業のパートナー獲得など、幅広いグローバル・ネットワークでALEをサポート頂く予定です。
なお、本資金調達に合わせ、Horizons VenturesよりWendy Yu氏がALEの社外取締役として参画します。
■シリーズA出資者一覧
‐ Horizons Ventures
‐ スパークス・グループ株式会社
‐ 新生企業投資株式会社
‐ QBキャピタル合同会社
‐ 個人投資家
■事業内容
◇Sky Canvas
「Sky Canvas」とは、空をキャンバスに見立てて彩る宇宙エンターテインメント事業です。まずは世界初となる人工流れ星の2020年内実現を目指して事業を進めています。また、人工流れ星に続く次世代エンターテインメントの開発も行っております。宇宙エンターテインメント事業を通じて宇宙や科学の楽しさを伝えることで、宇宙・科学分野に注目が集まる事を目指しています。
* 「Sky Canvas」はALEの登録商標です
◇高層大気・大気圏再突入データ解析
人工流れ星の観測により高層大気や大気圏再突入データが得られます。このデータは、気象と密接に関係し、中間圏を通過する多くの人工物にも影響することから、気象分野や宇宙産業の発展に有用であると予測されます。科学者や研究機関と協力し、気象予測・環境変動予測の精度向上、宇宙機の最適・安全設計等に貢献していきます。
◇ 小型人工衛星技術の研究開発
ALEは小型人工衛星技術の研究開発を行っています。現在、宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)と小型軽量な導電性テザー(EDT)を開発しています。本EDTは、日本国が重点施策に掲げるスペースデブリ対策の有効な手段の一つとして期待されています。
今後打ち上げられる人工衛星やロケットの上段等に本EDTを予め搭載することで、ミッション終了後に軌道を下げ、地球大気に突入させる事が可能です。このようなミッション終了後の廃棄/PMD(Post Mission Disposal)は、新たなデブリ発生を抑止できます。
* EDTに関するALEのプレスリリース
http://star-ale.com/news/2019/02/28/000063.html
* EDT開発におけるALEとの提携(J-SPARC)に関するJAXAのプレスリリース
http://aerospacebiz.jaxa.jp/topics/news/20190228_ale/
【株式会社ALEについて】
ALEのミッションは、「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」というものです。ALEは私たち人類の持つ無限の好奇心を、技術によって実現していくことを通じて科学および宇宙事業を発展させ、人類の生活をより豊かにすることをビジョンとしています。
社 名 : 株式会社ALE(エール)
本社住所 : 東京都港区赤坂2-21-1 川本ビル2階
代 表 者 : 代表取締役/CEO 岡島礼奈
設 立 : 2011年9月1日
事業内容 : 宇宙エンターテインメント事業「Sky Canvas」、高層大気・大気圏再突入データ解析、小型人工衛星技術の研究開発