株式会社ALEに川口淳一郎氏が技術顧問として就任 〜世界初の人工流れ星に「はやぶさ」の知見を活かしミッションの成功確度向上をめざす〜

2018.08.01 (Wed)

 2018年8月1日、科学とエンターテインメントの両立を掲げ、世界初の人工衛星による人工流れ星の実現をめざす民間宇宙ベンチャー、株式会社ALE(東京都港区、代表取締役:岡島礼奈、以下ALE) は、技術顧問として新たに川口淳一郎氏が就任したことをお知らせ致します。
 ALEは科学とエンターテインメントの両立を掲げ、人工衛星による世界初の人工流れ星を始めとする宇宙エンターテインメント事業「Sky Canvas」を推進しています。川口氏の技術顧問就任により、人工流れ星事業の成功確率向上を図って参ります。

 川口氏はJAXAはやぶさプロジェクトのリーダーとして、小惑星からのサンプル採取と地球への帰還(再突入)を世界で初めて実現するなど、人工衛星に関わるその豊富な経験は国内外から高い評価を得ています。
ALEは川口氏より、人工衛星の設計レビューや運用方法に関する助言を受けて開発設計を行っております。特に、人工流れ星衛星2号機に搭載する新型スラスターについては開発を担っていただき、衛星の軌道を正確に制御し目標の日時に流れ星を発生させる技術に関して、全面的にご支援をいただきます。

【川口淳一郎氏のコメント】
 ALE さんのユニークな取組みは、これまでもとても楽しく拝見してきました。小型衛星ミッションには、多くの制約があってそのミッションの実現は容易ではありません。
 ALE の若い方々が、一生懸命取り組んでおられることに、大変励まされます。これからも、微力ながらプロジェクトを支援してまいりたいと思います。

【代表取締役 岡島礼奈のコメント】
 川口先生がALEの技術顧問に就任してくださることになり、大変喜ばしい思いで一杯です。川口先生には2015年より私たちのミッションに対して様々なアドバイスをいただいております。また、川口先生の、好奇心を探求し、挑戦し続ける姿勢は私たちALEの企業文化とも非常に通じるものがあると感じています。今回の顧問就任により、ALEが一歩次のステージに進んでいけると確信しています。

【川口淳一郎氏プロフィール】
工学博士。1955年、青森県生まれ。1978年、京都大学工学部機械工学科卒業。1983年、東京大学大学院工学系研究科航空学専攻博士課程修了。旧文部省宇宙科学研究所システム研究系教授を経て、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所宇宙航行システム研究系研究主幹・教授。世界で初めて小惑星からサンプルを持ち帰った小惑星探査機「はやぶさ」のプロジェクトマネージャー。現在はJAXAシニアフェローを務める。

【株式会社ALEについて】
社名:株式会社ALE(エール)
本社住所:東京都港区赤坂2-21-1 川本ビル2階
代表者:代表取締役/CEO 岡島礼奈
設立:2011年9月1日
事業内容:人工流れ星による宇宙エンターテイメント事業「Sky Canvas」
人工衛星技術の研究開発

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