人工衛星2号機「ALE-2」運用終了のお知らせ

2023.04.18 (Tue)

「科学を社会につなぎ 宇宙を文化圏にする」をミッションに掲げる株式会社ALE(東京都港区、代表取締役/CEO:岡島礼奈、以下ALE)は、人工衛星2号機「ALE-2」(以下、2号機)の運用を終了したことをお知らせいたします。2号機の軌道が低下してきた為、2号機の停波作業を令和5441941分に地上より実施し、これをもって同衛星の運用を終了しました。なお、2号機は4月後半に大気圏に再突入し、燃え尽きる見込みです。

運用終了時の様子

人工衛星2号機ALE-2

2号機は2019126日に打ち上げられ、2020年に世界初の人工流れ星を実現する予定でした。しかし、流星源(人工流れ星の素となる粒)装填機構の動作不良があったため、実現が不可能となりました。

しかし、動作不良が発覚した箇所以外は正常に機能しており、そのため2号機を用いて軌道上での動作検証やデータ収集などを続けてきました。2号機により蓄積されたデータや知見は、現在開発中の人工衛星3号機(以下、3号機)に活かされています。3号機は2024年後半に打上げ予定です。また、3号機開発に関する最新情報を近日中に発表いたします。

■株式会社ALE 代表取締役社長/CEO 岡島礼奈コメント
2号機は開発期間から打上げ時など、人工流れ星の実現に向けて多くの方々にご期待いただき、また、多大なる応援をいただきました。動作不良発表後も多方面から励ましのメッセージを頂戴しております。これまで2号機にご協力・ご支援をいただいた関係各機関や個人の皆様に改めて深く御礼申し上げます。

2号機で蓄えた知見と経験をもとに、ALE一丸となって、3号機の開発に取り組んでおります。楽しみにしてくださっている皆様のご期待に沿えるよう頑張ってまいりますので、引き続き応援いただけますようよろしくお願い申し上げます。

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