報道各位2017年2月9日
夜空をキャンバスにみたて人工流れ星で演出する“リアル”エンターテインメントを創出する人類初の挑戦、「SHOOTING STAR challenge」プロジェクトが2月9日(木)よりスタートします。
この取り組みは、世界でも類を見ない「科学とエンターテインメントの両立」を目的とした民間宇宙事業です。これまでの宇宙開発の技術的なチャレンジと異なり、映像を介するのではなく、数百万人以上の人たちが、同時に空を見上げ、自分たちの目で世紀の瞬間を目撃することができるリアルな体験を創り出す壮大なチャレンジです。
この夢のチャンレンジに向けて、産官学等に賛同いただきながら、実行委員会形式で推進する予定です。技術面においては、株式会社ALE(本社:東京都港区、代表取締役社長:岡島礼奈<おかじま れな> 、以下ALE)が開発を進めている「人工流星技術」を活用します。
当面は、実行委員会準備室が主体となって、企業や団体、研究機関、自治体などに賛同を働きかけ、2017年3月の実行委員会の組織化(予定)に向けて、プロジェクトを推進してまいります。
この度、人工流れ星を鑑賞できる開催地として、広島・瀬戸内と決定いたしました。日本のベンチャー企業と研究機関によるチャレンジだからこそ、日本から世界に発信したいという想い、そして、ALE代表の岡島の出身である中国地方で、島国日本が世界に誇る美しい海と島が調和する内海多島海景観の瀬戸内海で行なうことで、陸海空、様々な場所から流れ星を鑑賞できると考え、その中心地である広島に行き着きました。人工衛星の打ち上げは2018年、実施は2019年を予定しております。
かつてない“技術立国日本”の挑戦であり、新たなエンターテインメントの可能性への挑戦。是非、今後のチャレンジにご期待ください。
なお、プロジェクトのニュースや進捗などは、今後、 オフィシャルWEBサイト 及び報道資料にて逐次、発表する予定です。
「SHOOTING STAR challenge」実施概要
プロジェクト名称
SHOOTING STAR challenge
プロジェクト内容
ALE社が開発を進める、特殊な素材の流星源を軌道上から所定の方向に精密に放出。大気圏に再突入させることにより、地域の夜空に流れ星を発生させることを目指しています。現在、装置(放出装置・供給装置)の開発と、流れ星の素となる流星源の開発を行っています。
運営主体
SHOOTING STAR challenge 実行委員会準備室
今後のスケジュール
- 2018年後半:人工衛星初号機打ち上げ
- 2019年:人工流れ星試射、人工流星イベント実施日詳細発表
- 2019年:人工流れ星イベント in 広島・実施
技術協力企業・団体紹介
- 株式会社ALE: ALE社が開発を進める人工衛星を活用した企画の開発をはじめ本プロジェクトへ全面協力
- 東北大学: 人工衛星バスシステム(電力供給や姿勢制御などの基本機能)をALE 社と共同で開発
- 首都大学東京: 流星軌道の検討、流星の発光実験を担当、ミッション系インタフェースを担当
- 帝京大学: 流星源の放出装置・供給装置の試験・性能測定、リエントリ検討、放出装置シミュレーション支援、スペースチャンバーを用いた熱環境試験の準備検討
- 日本大学理工学部理工学研究所:流星の観測、流星の発光実験を担当
報道関係からのお問合せ先
- SSC広報事務局((株)ジェーワン内)
- TEL.03-3584-4993
- FAX.03-3584-5230
- メールアドレス:press@shootingstarchallenge.com
賛同企業、団体などからのお問合せ先
- SSC実行委員会準備室: info@shootingstarchallenge.com