ALEの人工流れ星衛星は、東北大学と共同で開発されました。
人工衛星ALE-1、ALE-2は、姿勢と位置を計測するセンサーを複数搭載し、
3重の自律判断ができる、極めて高い信頼性を獲得。
大気圏突入の後に指定された場所で、人工流れ星を正確に発光させることが可能です。
また国産の高性能部品と精密加工技術からなる流星源放出機は、
秒速最大400mの放出速度と、速度誤差1%未満の精度を実現しました。
人工流れ星は、他の人工衛星との衝突を避けて、確実に大気圏に突入。
さらに高度約60~80kmで消滅するため、宇宙デブリを発生させません。
Technology
Our Satellites
Plasma & Material Technology
大気圏に突入した天然の流れ星は、
高温のプラズマ状態となり発光した後、消滅します。
ALEはこの現象を擬似的に再現するため、
「アーク風洞」と呼ばれる装置を開発。
さまざまな色に光る流星源の、材料設計を進めています。
また大気圏突入によって生じる
材料の蒸発・侵食(アブレーション)のメカニズムを研究。
材料開発に役立てることを目指しています。

※上記の発光実験画像は地上での実験結果のため、宇宙空間では異なる可能性があります。